2022年10月から2023年3月までの6か月間。

赤い羽根共同募金からの助成金をいただき、私たちの念願であったセーフティ・スペース(女性と子どもの安心な場所)を開設することができました。
開設にあたり、志を同じくする女性団体や近隣の公的機関に案内したところ、待ち構えていたかのように相談が相次ぎました。
夫や親からの暴力を受けている女性と子ども。住む場所のない女性。家に居場所のない少女。教育的暴力を受けて息苦しくなっている女性。夫から経済的な暴力を受け経済的に困窮している女性。息子からの暴力を受けている母親等、どこにも逃げ場のない女性や少女たちが一時的に滞在し、次へのステップを一緒に考えていく場所と時間を得ることができたことは、私たちにとっても多くのことを考える機会となりました。この経験を踏まえこの事業の基盤づくりを行うことができました。
6か月間でセーフティ・スペースの利用者数は14人、宿泊利用日数は164日、面談・電話・LINE相談は249件でした。
2023年4月からも引き続き、この事業を継続しています。
この場をお借りして皆様のご協力に心から感謝申し上げます。

理事長 津田優子

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